まゆから真綿布団ができるまで　その1

こんにちは。『ねむりの森ミカワヤ』店長ブログをご覧くださいましてありがとうございます。

 

本日は真綿布団がどのように作られているかをお話ししようと思います。

 

真綿布団は蚕（かいこ）の繭（まゆ）から作られます。

蚕が成虫になるまでの快適なカプセルとして絹糸を出して作った楕円形の白いものが

繭玉です。

まず、繭玉を炊き上げ、その後しばらく水に浸けておいてからやわらかくなった繭を

手作業でむいて四角い形の枠に薄く掛けていきます。

５個の繭玉を木枠に掛けて、それを４回分合わせたものが角真綿とよばれます。

繭２０個分で１枚の角真綿になるのです。

すべて水に手を浸けながらの繭むきの作業は簡単そうにみえてとても大変で、

熟練の技術が要ります。

私も手真似でやってみましたが、まゆを均一に伸ばすのがとても難しく、木枠にかけ

てみても薄いところと厚いところができてしまいきれいに作れませんでした。

長い歴史の中で培われた職人技が無ければふわふわの真綿布団は出来ないんだなぁと

思いました。

木枠にかかった角真綿は重ねて吊るされ、乾燥させます。

乾燥させた角真綿は次の工程を行う工場へ運ばれます。

 

この後の工程については次回のブログでお話します！お楽しみに

 

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